2010年7月アーカイブ

いよいよ9月13日(月)の「STB139 スイートベイジルコンサート」です。

今回は前回のメンバーに加え、編鐘(へんしょう)の孟暁亮(モンシャオリャン)氏が参加します。編鐘という楽器をご存じない人も多いと思いますが、それこそ中国の最古の楽器の一つです。長さ6メートル程の横柱三段に数十個の鐘、所謂釣り鐘ですね、が架かっていてそれをステックで叩いて鳴らす楽器です。ステージに並ぶと壮観です。それに、笙やパーカッションが絡み非常に面白い音世界です。

現代に甦った古の音色が織りなす悠久の音世界と云った感じですが、僕達の創り出す音楽はきわめて現代的であると思っています。皆さん今回も是非お出かけ下さい。

関連ブログですhttp://akifukakusa.com/blog/2010/04/stb_913.html

チラシです。画面をクリックすると大きくなります。

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以下、今回のメンバーです。

秦琴:深草アキ
笙 :豊剛秋
編鐘:孟暁亮(モンシャオリャン) 
パーカッション:甲斐いつろう

 

 

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孟氏と彼の編鐘

 

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豊氏 笙・竽                甲斐氏 打楽器

 

日程:
平成22年9月13日(月曜日)
時間:
開場 6:00pm  開演 7:30pm
場所:
六本木「STB139スイートベイジル 」
東京都港区六本木6-7-11
TEL 03-5474-1395
地下鉄日比谷線・大江戸線「六本木駅」より徒歩2分、三番出口よりアマンド(現在工事中)の角を麻布十番方面へ芋洗い坂を50m下った右手
料金:
5000円+ドリンクorフード

お問合せ

CoCoインターナショナル
Tel 03-3421-3077
STB139 スイートベイジル
Tel 03-5474-1395

予約及びチケット取扱場所

STB139 スイートベイジル
Tel:03-5474-0139

購入方法
ローソン店頭 及び
http://l-tike.com(Lコード:75932)

お電話でのご予約 STB 139 : 03-5474-0139
受付時間:月曜日〜土曜日 11:00AM〜8:00PM

 

昨年のコンサートの写真です。

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「STBスイートベイジル」のお店の写真です。

STB139 スイートベイジル外観

STB139 スイートベイジル外観

STB139 スイートベイジル店内

STB139 スイートベイジル店内

 ブログはそのつど更新してますが、ちょっと休むときもあります。基本的には音楽に関係したことを書きたいと思ってますが、そうでないこともあります。まぁ、僕は音楽以外には、あんまり生活がないですが。

ブログのTopから入って選んで下さい。

 

 

 

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まだ私の誤った『絃子記』がまだサーバーに残っていますので注意して下さい。サーバーにまだ誤った「柳宗元の三絃」が残っていて、それが検索の時にヒットしてしまいます。以下の文をお読み下さい。

やっと『絃子記』の由来が判りました。訂正の又訂正です。前回の訂正の前文を書き直しました。この様な書物でした。なんとかここまで判ったしだいです。全文解説はもうすこしです。それから、

 体のタイトルは以下のようにしました。

 

潘之恒における「三絃~絃鞉発展説」の再検討とその音楽観

 

 『絃子記』について 

ある時、私の演奏している楽器「秦琴」の歴史を調べている中で、偶然に柳宗元撰の『絃子記』と云う小さな著作を見つけた。どのように見出したのか今ではまったく憶えていないが、確か国会図書館で別の書物を探している最中だと、記憶している。「絃」と云う文字が気になって中を見ると面白いことに絃楽器の話しが幾つか収められていた。

この『絃子記』は唐・柳宗元撰、潘之恒閲とされていて、音楽に繋がる四編の短い話しから成る小さな著作である。我が国には今判る限りでは五書あり、その内の四書は『欣賞編』という叢書に収められていて、それぞれ前田育徳会、公文書館、東京国会図書館、宮内庁書稜部に収蔵されている。残り一書は『唐人百家小説・偏録家』に収められ逢左文庫に収蔵されているが、これらの五書は同一の版木から刷られたものである。

『絃子記』は一応柳宗元の撰とされているが、その中に校閲者である潘之恒の文も入っている。初めに「箏郭師」の一編があり、次に校閲者である潘之恒撰と記された「附馬手樂」、それから撰者名が記されていない「提琴」、そして最後にこれも又撰者名が記されていない「三絃」と云う四編の話しから成っている。この為、柳宗元が『絃子記』と云う書物を著したのか、また後なって別々になっていたこの様な絃楽器の話しを一つに纏めてそれを『絃子記』としたのか、はっきりとしない。もし後者であるとしたら、潘之恒撰の「附馬手樂」が入っているので恐らく校閲者とされている潘之恒であるとも考えられるし、また潘之恒撰とする「附馬手樂」以下の撰者が記されていない「提琴」「三絃」も潘之恒が撰したものとも思えて来る。

というのは、この四編のうち「箏郭師」の一編は『四庫全書薈要』集部・柳河東集・外集巻上に「箏郭師墓誌」と題して収められ、柳宗元の文とされているので、念のため明代以前の書物を少し探ってみた。すると宋・晏殊(字叔)の『類要』一百巻・巻二十九の「絲音」に、「柳子厚以箏郭師墓誌云無名生善能(鼓)十三絃其為江(江は『絃子記』は事)天姿獨得推七律三十五調切密**布爪指運掌掔使木聲絲聲均其所自出屈折愉繹学者無能知自去乳下(下は『絃子記』は不)近葷肉以是慕浮圖道」の一文が記されていて、それは『絃子記』の「箏郭師」中の文章と一致していた。すなわち「箏郭師」は宋の時代明らかに柳宗元の文とされていたのである。晏殊の生没は、991年~1055年なので柳宗元のほぼ200年後の人である。たかだか200年で著者名の錯誤が起きるとは思えない。従って『絃子記』中の「箏郭師」一編は確かに『四庫全書薈要』云うように柳宗元の文なのである。

「箏郭師」一編は確かに柳宗元の文なのであるが、一編のみであったので、他の三編を付け加え『絃子記』としたことは大いに考えられる。柳宗元撰の『絃子記』ならば、「箏郭師」の次に、附(付け加え)と記してあっても、潘之恒撰の「附馬手樂」が一編だけ混ざっている事は非常に不自然であるし、また「提琴」について言及した唐代の書物は見当たらず「提琴」という楽器が唐代に現れている可能性は殆どない。「三絃」は唐・崔令欽の『教坊記』に見られるが、これは「五絃」の誤植であるというのが通説である(中村中 2005「五絃琵琶の流行について」、『鹿園雜集』7 11ー12頁)。只、3c~4c頃の酒泉西溝古墳群七号墓や嘉峪関新城古墳群三号墓の壁画には三絃の「漢式琵琶」が画かれており、また2006年の泉州安南市豊州鎭皇冠山の発掘では、「太元三年(378年)」と刻まれた煉瓦と共に三絃の「漢式琵琶」の文様が刻まれている煉瓦も発見されているので、このような三絃の「漢式琵琶」が唐代まで伝わり「三絃」と呼ばれていた可能性も無くはない。

その様なので、まず校閲者である潘之恒の著作を探ってみると、『亘史鈔』雜篇―巵言・ 巻八、『亘史(天啓版)』の雜篇巻五「文部」、及び『鸞嘯小品』巻二の中に、「附馬手樂」「提琴」「三絃」の三編と同様の文章を見つける事が出来た(注2)。「三絃」は「絃鞉―即今之三絃 為張聘夫作」と題して、「提琴」は「縣解―為楊仲修提琴作」と題して、「附馬手樂」はそのまま「馬手樂」と題して三編とも収められていた。即ち『絃子記』は、潘之恒の『亘史(鈔)』もしくは『鸞嘯小品』から上記三編を抜き出し、その内の二編の標題名を変え、柳宗元撰の「箏郭師」と合わせ、“唐 柳宗元撰・潘之恒閲”としたものであることが確認出来た。

ただ、潘之恒自身がそのようにしたのではなく、何者かが潘之恒の死後に、この三編と柳宗元の「箏郭師」とを合わせ、『絃子記』とした可能性が高い。なぜなら、後記でも触れるが、『絃子記』中の「三絃」の文と『亘史鈔』と『亘史(天啓版)』の「絃鞉―即今之三絃 為張聘夫作」の文とを比較すると、一部分文章が変わっていてしかも誤字になっている。潘之恒自身がこの『絃子記』を校閲したのならば、このような誤りをするとは思えない。また「絃鞉―即今之三絃 為張聘夫作」と題されているように、この文は後記するように潘之恒が三絃奏者・張聘夫なる者に捧げたものである。その文が変わりまた誤字にもなっていることを潘之恒自身が許すはずも無いと思うからである。

したがって、『絃子記』は、潘之恒の死後乃ち天啓 2年(1622)以後、若しくは上記『鸞嘯小品』が刊行された崇禎元年(1628)以後、何者かが、潘之恒の「縣解―為楊仲修提琴作」は「提琴」に、「絃鞉―即今之三絃 為張聘夫作」は「三絃」にと標題名を変え、また「馬手樂」を加え、柳宗元の文章である「箏郭師」とを合わせ、“唐 柳宗元撰・潘之恒閲”として、少なくとも我が国にあるものでは『欣賞編 』と『唐人百家小説・百四十四巻』の「偏録家」に組み入れたものと考えられるのである。


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