”秦琴の歴史”を一応書き始めましたがまだ未熟なところも多いので、折に触れて知り得たことを書き足してゆきたいと思っています。
音楽家の本分は音楽をすることなので楽器の歴史なぞ無意味なものかもしれないが、私の小さな部屋は資料でいっぱいになってしまった。 何故楽器のことを調べるようになったかはよく覚えてなけれど、大きなきっかけは神田の古本屋で林謙三氏の『東アジア楽器考』を手に入れたことがあると思う。(この本すごーく高かった)
秦琴が特殊な楽器ということもあるがこの本には秦琴のことはとりあげられていなかった。そのかわり林謙三氏言うところの”漢式琵琶”や”阮咸”などの基本的な事柄に触れることができたので、このあたりからズルズルとのめり込んでしまったのかもしれない。