宮内庁「楽部」で行われた「雅楽」の公演を見に行きました。

  • 2010年10月26日 17:56

先日、皇居の宮内庁「樂部」で行われた「雅楽」の公演を見に行ってきました。いつものように笙の豊(ぶんの)さんから入場券を頂きました、今回はパーカッションの甲斐氏夫妻と一緒です。

皇居はこの日はとても静かでした。

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皆さん、良い席をを取るため開場の一時間も前から並んでいます。僕も、もう何回も来ているので、良い席を取るために早くから来て並ぼう、と思い、いさんで地下鉄東西線の竹橋を降り、「楽部」に一番近い北桔橋門(きたはねばしもん)に向かいました。ところがところがその日は北桔橋門が閉まっていて、「大手門から入って下さい」とのこと、慌てて大手門に向かいましたがもう遅くすでに沢山の人が並んでいて、僕はほとんど後ろの方になってしまいました。

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それでもなんとか舞台に向かって右の廊下の席に陣取ることができました。いつろう君夫妻の席も確保して、ふっと正面を見ると、夫妻はもうすでに正面の良い席に座っていました。

「楽部」の雅楽舞台。宮内庁の「雅楽」はその普及のため国立劇場や他のホールでも開催されますが、やはり「楽部」の舞台で聞くのが一番です。今回は開演直前まで奥の方から打ち合わせの音が聞こえてました。

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舞台に楽器が並びました。本番は撮影が禁止です。今回の演奏は、あくまでも私見ですが、なんかとても緊張感があり、聞き入ってしまいました。「雅楽」が持つ一つの完成度を聞くことが出来た感じがしました。鞨鼓(かっこ)をじっくり聞きました。テンポの取り方が所謂西洋的な音楽とはまったく異質です。不思議です。

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演奏が終わり、装束から着替えて出て来た豊(ぶんの)さん(中央)と甲斐夫妻。彼らは雅楽初体験でしたがとっても感激してました。奥さんは、演奏名をカオンと称して笛を演奏します。パーカッションのいつろう君と二人で「香音天(こうおんてん)」というユニットを組み音楽活動を展開してます。 『香音天(こうおんてん)』のサイトへ

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帰りに、ふっと見ると赤い実が二つ。この実なんだろう?

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東京駅へ。夢から醒めるように、黄昏の街に。

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当日のパンフレットです。

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この配役表にあるように、今回、豊(ぶんの)さんは、管楽器の中心である音頭(おんど)でした。だんだんと樂家としての責任がおおきくなります。豊家は名に必ず(秋)の字が付きます。僕たちが知っている豊さんは、「豊剛秋」さんですね。剛秋さんの大先輩で、すでに退職なされた豊英秋氏、という方もおられます。また後輩である豊靖秋氏も今回は鉦鼓を(舞楽では笙を)担当されてましたね。

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「雅楽」観劇の一日でした。

ところで、11月24日の日暮里「月見寺」コンサートには豊さんも来ますよ。笙で一二曲セッションする予定です。特別ゲストです。「スイートベイジル」ではエネルギッシュな演奏でしたが、「月見寺」では静かなしっとりとした笙が聞けます。乞うご期待です。是非おいでください

「月見寺」コンサートはスケジュールのサイトで確認お願いします。

スケジュールのサイトへ

 

 

 

 

 

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