先の投稿に間違いがあったので訂正します

  • 2018年8月14日 14:24

先のNHKスペシャルの番組「ノモンハン事件」、の投稿に間違いがあったので訂正します。

ノモンハン事件のきっかけとなる「満ソ国境紛争処理要綱」を作ったのは服部卓士郎と辻政信ということですが、半藤一利が「絶対悪」と感じたのは辻政信のほうで、半藤氏は彼と会ったことがあるそうですね。「・・・眼光炯々、荒法師のような相貌ながら、笑うと、驚くほど無邪気な笑顔を見せるという、絶対悪がスーツを着て柔らかいソファに腰掛けている・・・・」。辻は戦後、戦犯に問われることなく地下に潜伏し、その後日本に帰り「潜行三千里」などの本を出し、政界にも進出し衆議院議員と参議院議員を務め、1961年、視察のために東南アジアを訪れ、失踪、現在まで生死は不明であるそうだ。服部も戦後はGHQの下で太平洋戦争史の編纂に関わり、再軍備の研究を進める「服部機関」を発足させ、後に創設される警察予備隊の幕僚長として候補に上がっていたということらしい。

辻政信も服部卓士郎もまったく責任をとらず戦後人生を成功させっちゃっている。戦後の日本はこんなのが多いねぇ、A級戦犯が総理大臣になっているんだものね。私が小学生のころ、フランキ―堺の主演で「私は貝になりたい」をテレビで見たことを、そのシーンをいまでも覚えている。B、C級戦犯の悲哀と不条理を幼い私はどう感じていたのだろう。


 

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