雨が降るように
そこにいて
風が吹くように
そこにいて
花が咲くように
そこにいて
雪が降るように
そこにいる
雨が降るように
音が出て
風が吹くように
音が出て
花が咲くように
音が出て
雪が降るように
音が出て
涙が出るように
音が出る
そんな音楽家に私はなりたい
雨が降るように
そこにいて
風が吹くように
そこにいて
花が咲くように
そこにいて
雪が降るように
そこにいる
雨が降るように
音が出て
風が吹くように
音が出て
花が咲くように
音が出て
雪が降るように
音が出て
涙が出るように
音が出る
そんな音楽家に私はなりたい
蝙蝠が飛ぶ 否、舞うと言った方が良い
十五畳程の部屋の中で 豆電球に照らされ
三匹の蝙蝠が 縦横無尽に舞っていた
上に昇れば下に落ち 横に滑れば翻り 右に左に
瞬くことも出来ない素早さで 三匹の蝙蝠が舞っていた
狭い部屋の中で 何処にもぶつかることも無く 羽ばたきの音もしない
深夜の本堂の静寂の中に 豆電球に照らされた蝙蝠達は
障子にその影を映し 部屋を大きな走馬灯に変えた
私は移り変わる影すら追うことも出来ず
唯、唯その光景を眺めていた
何れ程の時が経ったのかは判らなかったが
蝙蝠達は一瞬にして姿を消した
後には豆電球の薄明かりに照らされた いつもの静寂が残された
さらさらと流れる 小川のように 夏の影濡らしてく 雨のように
君は泣いてる
時々天井から 零れ落ちてくる
まだ来ぬ時の中の 悲しみのように
君は泣いてる
こんなに空が青いのに こんなに花が咲いてるのに
どうして君は一人悲しい
こんなに笑いが溢れてるのにこんなに物も溢れてるのに どうして君は一人悲しい
そよ風揺れる 草原に眠る
君の上には 満天の星
蛍のような 光を追えば 空覆う銀河は 海に落ちてく
こんなに日本は平和なのに こんなに皆幸せそうなのに
どうして君は一人悲しい
さらさらと流れる 小川のように
夏の影濡らしてく 雨のように
時々天井から 零れ落ちてくる まだ来ぬ時の中の 悲しみのように
君は泣いてる 君は泣いてる