1998年 夏の終わりに 於長応寺

空を雲が駆け抜ける
そんなに急いで何処に雨を降らしに行くのだろう

流れる綿の様な雲の合間の 今日の青空
昨日も明日もない 今日の青空

此処に住むことなくして
永遠なぞ決して感ずることは出来ない

今日も又 お墓参りの客が一人
曲がった背中に 晩夏の風が
やわらかいよ