第三十一回 In my room 『月は 一つ』

第31回 In my Room 『月は ひとつ』

奈良の時代、日本の長屋王が遣唐使に持たせた1000着の袈裟、その袈裟に縫られ「鑑真和上」招来のきっかけとなった言葉「山川異域 風月同天 寄諸仏子 共結来縁」、その「風月同天」です。
月を一つ頂いて太陽のまわりを回りながら漆黒の宇宙を静かに進む宇宙船地球号、こんな小さな地球の何処にいようとも国や民族や宗教が異なろうとも私たちはいつも同じ一つの月を眺めているのだから。