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渡辺邸のコンサートが終わりました

  • 2008年06月10日
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 渡辺邸のコンサートが無事終わりました。私はいつも渡辺邸のスタッフの皆さんの暖かい心に触れ、胸熱くして東京に戻ります。舞台作りや、私が持っていった旗を吊り下げてもらったり、重い機材を運んでくれたり、またコンサートが終われば美味しい食事を作っていただいたり、それにもましてたくさんのチケットを販売することは大変だったと思います。感謝することが いっぱいです。豊さんも一生懸命演奏してくれました。ありがとう。皆さん大変喜んでいました。笙に対する認識も随分変わると思います。地元のお神楽もよかった。アンコールの様な感じでお神楽と一緒に演奏しましたが聞き慣れた地元の人達にも新鮮に聞こえたでしょう。スッタフの福田君も大変だったけれど皆さんお疲れ様でした!!。

 最近は入館者の人数が厳しくなったとのことですが、皆さんの渡辺邸に対する深い思いと心は変わる事はないと思います。私もまた来年も変わらぬ心を持って燕の様に渡辺邸に飛んでゆくことでしょう

 NHKドラマ「蔵」から十年目にして出来た「縁 」に出会いの不思議さを感じながら、私自身も音楽に対する心を見失うことなく来年又元気に出会える事を楽しみにしています。

コンサートの写真が出来上がったら又載せたいと思いますが、とりあえず私が写した写真を数枚。

 

舞台は土間に作ります。前回のブログの箱に入った機材はこんな風に又セッティングし直します。

 

 

静かに明日のコンサートを待っています。

 

 

金曜日は少し雨模様でしたが当日はなんとか晴れました。表に「日」、「空」の旗と提灯が付きました。この書は私の知り合いの手代木さんという女性書道家の人にもう15年以上前に書いてもらった物を今も大事に使っています。

 

 

舞台に「書」を飾ります。これは、私の知人の杉本雅静という書道の先生にわざわざ書いていただいたものです。すばらしい「書」に舞台は増々盛り上がります。

『栄華終是三更夢』 『富貴還同九月霜』

  「栄華は真夜中の夢の様に儚く終わり、富や地位は尚又季節外れの霜と同じくあっという間に消え去ってしまうものだ。」

誰の言葉か忘れてしまいましたが、何に価値を見いだすかはその人の感性次第です。ただ、心が寄り添わなければ虚しいものですが、今はその虚しささえも見失っているのかもしれない。東京に帰る電車の中で秋葉原の事件を知りました。まったく言葉も出ない。テレビで評論家の人が言っていた「絶望するわけにはいかない」と、私も、人間にも社会にも絶望していない。音楽を信じてやり続ける。

 

 

 

この座敷の向こうに庭がある。

 

 

 

栄華の終わった渡辺邸の庭は今でも手入れが行き届いて美しい。

 

コンサートの写真や映像はいずれ又取り上げてみます。 

 

 

 

 

 

 

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