演劇倶楽部「座」との朗読ライブ、無事終りました。今回の朗読ライブの会場は東京・青山にある「南青山マンダラ」でした。食事も出来るライブハウスですが、120名程のお客さんで ほぼ満席でした。
「南青山マンダラ」
出し物は、折口信夫の「死者の書」です。これはなかなか筋が判りづらいので、座長の壌さんが、最初にその筋を少し話してから始まったわけです。皆さんも機会があれば一度読んでみて下さい。筋は難しいけれど、奈良・平城京の貴族の風習や生活が、折口信夫の学者ならではの語り口で、日本人の古の一つの民俗のように、真実味を持って描かれています。
何か日本人の「音」や「芸能」を、目指し追求している者にとっては、折口信夫は避けて通れません。僕もご多分に漏れず、「折口信夫・全集」の何巻かを買い挑戦しましたが、いやいや、基本的な民俗学の知識がなければ到底読み進めないものでした。それで、小説ならばと思い「死者の書」を読んだ訳です。もう随分前でしたのでこの機会にまた読み直してみました。それでもしこの 「死者の書」が映像化されれば僕の音楽は良く合うだろうなぁ、なんて思ってました。
今回は朗読でしたが、なかなか良い感じでしたね。丁度この時代は「正倉院」の御物である「阮咸」が弾かれていた時代です。聖武天皇や光明皇后がつま弾いていたのでしょう。「阮咸」とそのルーツを同じくする「秦琴」はやっぱり良く合いました。
マンダラの照明さんも音響さんも短いリハーサルと複雑な構成にもかかわらず、本番はピタッときめてましたね。お疲れ様でした。ありがとうございました。
冒頭、壌さんの挨拶と解説から始まります。
ちょっと暗くてよく見えませんね。暗闇の秦琴!
死者、つまり「大津皇子 」役の「座」の劇団員の森さん。目の前に彼のお母さんがいらっしゃっていてちょっとドギマギ、と言ってました。
あまり本番の写真が撮れませんでした。また写真が来たら載せましょう。とにかく僕が担当した「死者の書」は無事終ったと云う次第です。このあと「座」としては、14日、15日と続きます。詳しくは「座」のホームページを参照して下さい。
そうそう、「東京国立博物館」の「皇室の名宝展」に本物の「阮咸」が出展されますね。是非見に行きましょう。 12日から始まります