『東洋音楽研究』に小論を発表しました。

  • 2015年9月14日 16:17

「東洋音楽学会」は、東洋の音楽全般を研究する学会です。その学会の機関誌である『東洋音楽研究』80号に小論を発表しました。3年前の『東洋音楽研究』77号に最初の小論、<潘之恒における 「絃鞉・三絃源流説」>を投稿して以来二度目の発表です。今回の小論は前回のものより若干わかりやすい内容だと思います。題名は、<宋・太宗「五絃阮 (ごげんげん)」の調弦の解明>。前回のものは、もう題名からすら解らない、なんてものでしたが、今回は要するに、千年以上前に中国北宋の第二代皇帝の太宗が「五絃阮」という新しい楽器を作ったのですが、その5本の絃の楽器の調弦を解明したものです。千年以上前の楽器の調弦を解明するのですからなかなかスリリングですよ。

この「五絃阮」という楽器は、唐代の4絃の楽器「阮咸」に絃を一絃増やし5絃にした楽器です。4絃の唐代の「阮咸」は「正倉院」に実物が二面残されていますね。とても美しい楽器です。「正倉院」展などもし機会あれば是非ご覧下さい。

もう少ししたら、ホームページにPDFの形で全文を載せようと思っています。興味あればお読み下さい。前回の小論、『潘之恒における 「絃鞉・三絃源流説」』はこちらです。
http://akifukakusa.com/note/note.html


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