- 2020年7月 4日 10:32
この手の五音階まるだしの童謡のようなわらべ歌のような演奏はギターとかピアノとかバイオリンとかの普通の西洋楽器ではなんとなく幼稚な感じできまりわるくて、自身のオリジナルとしてはあまりやる人はいないかもしれないけれど、しかし秦琴にはこうした音楽はよく似合う、というかこういう音が僕の心から素直に湧き出るように出てくる、そして秦琴がそれを具現化してくれる。
おそらく他の楽器では叶わなかった自分の素直な心の音楽を秦琴に巡り会って具現化出来るようになった、白人や黒人にとってのカントリーやブルースのように日本人として心から湧き出てくる音楽をやりたかった、ベーシストだったころからずっと目指して来た。(魂と云うとちょっと大げさになっちゃうから)、ただあくまでも僕自身の音でこれが日本人の音楽とは決して云わないし、ブルースやカントリー、ジャズ、ロック、様々な民族音楽、いろんな音楽の姿を借りているけれどの僕の好きな音はそういったものを超えて皆人間の音がしている。
調弦は「風調」と云う調弦です。これは偶然にも古の阮咸の「風香調」という調弦と似ています、それにどちらも風と云う文字が入ってます。
In my room ライブ 7月2日『青い空と鯉のぼり』
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