宮尾登美子さんのご冥福をお祈りします

  • 2015年1月 9日 13:16

作家・宮尾登美子さんが亡くなられました。いつかこの様なときが来るとは判っていましたが、『蔵』の演出の大山勝美さんに続き宮尾さんも亡くなられてしまいました。まったく残念です、ご冥福をお祈りするしかありません。NHKドラマ『蔵』をはじめ『春燈』『櫂』と、宮尾登美子三部作とも云える作品の音楽を担当させてもらいました。北海道に移られてからはまったく疎遠でしたが、東京に住んでみえたときは、『蔵』の放送が終った時には家に伺ったりして「一絃琴」も頂きました。そのとき「一絃琴」の裏にササッとサインをされあまりに達筆だったのでビックリしたことがおもいだされます。今も家にかざってときどき宮尾さんのことを思い出していました。そんな矢先の訃報です。来月には大山さんのしのぶ会があり、訃報が続きます。ご冥福をお祈りします。

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「一絃琴」は巾18cm長さ110cmほどの桐の板に、一本の絹絃を張った素朴な楽器です。その裏です。平成八年三月五日、と書かれ花押も入っています。平成八年というと、今から19年ほど前で、当時は宮尾さんも67,8才くらいですね。僕が45,6ぐらいで、月日はあっというまに過ぎてゆきます。

CDもご覧下さい。

『蔵』 http://akifukakusa.com/2009/07/kura.html
『櫂』 http://akifukakusa.com/2009/07/kai.html

 

 

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