天皇陛下の会見でネットでは色んな意見が飛び交っていると思う

  • 2016年8月 9日 10:54

またまた、長い文章です、だけどYou Tubeビデオ音楽もあります。

天皇陛下の会見でネットでは色んな意見が飛び交っていると思う。ドナルド・キ―ン氏云うには、「・・民主主義に一番服従している人・・・」、なるほどそう云う見方もあるのか、もう一つ素直に思うのは、天皇陛下ほど国民の幸せ、安寧、平和を、日々祈っている人はいないだろう。それが陛下のお仕事だと云ってしまえばそれまでだけれど、天皇だって人間だから時には虫の居所が悪い日とか、疲れて不機嫌になるとか、いろいろおありになるだろうが、それを押し隠してひたすら祈りの行脚に明け暮れてみえる。その姿に、日々の生活に追われ俗にまみれた我々は、自身の理想の精神を見出し素直に共感しているのかも知れない。それは戦前の盲目的神格化とはまったく異質なもので、先の戦場での陛下の祈りは、人種を超えた祈りに他ならず、その祈りは戦場で死んでいった多くのアジアの人々、中国の人々、朝鮮の人々、アメリカをはじめ欧米の人々、すべての人達に向けられている。もし陛下の祈りがただ日本人だけに向けられるものだったら、そんな祈りにはだれも共感しないし敬愛もしないだろう。おそらく、陛下の願いは、人種を超えた人間に対する祈りであり、それは美智子皇后も願っていることであると思う。戦争は純粋な魂の最高の昇華、こんなことを云っていた宗教教祖のなかには、人間に対する祈りがあるとは到底思えない。

翻って音楽のことを考えると、私が好きな音楽やミュージシャンには、皆独特なこの「人間の祈り」があるように思う。私が音楽に必死にしがみついている所以は、この音楽の「人間の祈り」かもしれない。 ともすればこぼれ落ち忘れ去られてしまうような儚いものに、私は必死にしがみついている。

ビデオの音楽は、1988年発売のCD『星の大地』から「スハー(suhā)」。「スハー」とは、北斗七星の柄の第2星のかたわらにある小さな星のことで、「わすれな星」とも云い、沖縄の漁師の間ではこの星を見出すことができなくなると引退するそうです。視力が効かなくなったということですね。

 

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