- 2016年10月23日 00:27
久しぶりの宮内庁「雅楽」公演に行きました。
管絃(楽器演奏)は水調の『平蠻楽・へいばんらく』と黄鐘調の『鳥急・とりのきゅう』、舞楽は左方の舞『抜頭・ばとう』と、右方の舞(朝鮮系)「高麗楽」の『綾切・あやぎり』。
誘ってもらった豊剛秋氏は、普段は「笙」と「琵琶」を担当しているのですが、今回は四人舞の『綾切・あやぎり』舞っていました。本番の写真も映像もないのが残念ですが、鳳凰を象った独特の甲(かぶと)をかぶり、女人の面を付け、艶やかな装束で優雅に舞う四人は、暮れ行く陽の中でとても幻想的でしたよ。
皇居にある宮内庁樂部の建物。ここで毎年、秋と春に雅楽の公演が行われます。今回は秋の公演というわけです。
開演前の舞台。樂部のビルの中にはこんな舞台があるのです。
いつも超満員です。
帰りにふと見つけた桜、「十月桜」というそうです。まさに十月に咲いていました。
帰りの東京駅も、夕闇のビルの中に、あいかわらず美しい。
ちなみに豊(ぶんの)さんは私との演奏の時は「笙」を吹きまくってます。