- 2019年8月15日 15:31
8月15日、朝から台風のニュースが多い。「災いは忘れた頃にやってくる」、こんなことも誰かいってた「災いは忘れた心にやってくる」、戦後74年は忘れた頃なのか忘れた心なのか。
Favorite・poem から
『物語」http://akifukakusa.com/myfavorite/2012/09/lyric-2.html
もうとっくに 日が落ちて 夕闇を人が行く
もうとっくに 鳥も帰り 静かにまた物語の幕があく
夏の夜の満月を 見上げるように
秋の枯れ葉に 耳を澄ますように
雪降る音を 聞くように
時には 遥か南の海に眠る 幾百万の魂を 弔おう
時には 遥か大地に 森に眠る 幾百万の魂を 弔おう
そして 彼らの物語に もの言わぬ言葉に 静かに耳を傾けよう
あるいは母のために あるいは父のために
あるいは天皇のために あるいは国のために
あるいは愛する人のために あるいはこの山河のために
多くの人を殺し 多くの人が殺されたこの物語を
また 誰が演じるというのだ
底知れぬ恐怖と悲しみの物語を
また 誰が演じるというのだ
無声映画のように もの言わぬ彼らの言葉に 耳を傾け
そして時には 雪の中 小さな鈴を振るように 彼らを弔おう
そして時には 満月を映す海を静かに泳ぐように 彼らを弔おう
そして時には 雨の日 窓打つ音を聞きながら 愛する人を思うように
彼らを弔おう
あるいは母のために あるいは父のために
あるいは天皇のために あるいは国のために
あるいは愛する人のために あるいはこの山河のために
多くの人を殺し 多くの人が殺されたこの物語を
また 誰が演じるというのだ
底知れぬ恐怖と悲しみの物語を
また 誰が演じるというのだ
もうとっくに 日が落ちて 夕闇を人が行く
もうとっくに 鳥も帰り 静かにまた物語の幕があく
また 物語の幕が開く
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