思い出の長応寺「送り火コンサート」

「長応寺異聞」その６

長応寺では「送り火コンサート」と銘打って1991年から1997年までの間に5回コンサートをしています。夏のお彼岸が過ぎた一夜、境内やお寺の周りにかがり火と無数のロウソクを灯し、お客さんは路地行灯に導かれ橋を渡り境内に入ります。遠くから見ると松明の灯りに照らされたお寺が山間の闇夜に浮かび上がり、とても幻想的なコンサートでした。

数日前から小沢地区の若い衆総出の準備で、この夏の一夜、五百人以上のお客さんが地元の人はもとより東京や全国からこの山間のお寺に集いました。写真の第五回「送り火コンサート」のメンバーは、尺八・笛：菊池雅志氏、打楽器：甲斐いつろう氏、キーボード：春間げん氏、ゲストは二胡の賈鵬芳(ジャー・パンファン)氏。この他に前回のコンサートではキーボードの渡辺雅二氏、打楽器の吉口克彰氏にも手伝ってもらいました。照明はLMプランニングの安部昌臣氏、音響はアムテックの滝口実氏。

小沢地区の若い衆総出の準備、企画なので毎年だと皆さん疲れてしまって結局5回で終了しました。改めて皆さんありがとうございました。東京では絶対にできない思い出深いコンサートでした

Youtubeで二胡の賈さんとの曲が聞けます、NHKドラマ蔵から『烈のテーマ』です。