東急東横百貨店は今年の3月31日に85年の歴史を終えた

  • 2020年9月 9日 23:10

渋谷駅の東急東横百貨店は今年の3月31日に85年の歴史を終えた。

42年前その東横百貨店の古民具市で秦琴という名前も知らなかった不思議な楽器と出会った。当時エレキベースで音楽活動をしていたけれどベースの他に自分を表現出来る楽器を探していた。そんなある日、義母に教えられてその東横百貨店の古民具市に確か右足指に火傷をしていたので下駄を履いてカラカラと出かけた。催し物フロアーいっぱいに多くの骨董店が出店していたけれど、たまたま店主が留守にしていたある骨董店で大きな籠の中に壊れかけた様々な楽器が入っているのが目に入った。その籠から棹だけ見えていた楽器があったので取り出してみると、胴体が六弁形の木で出来ていて今まで見たことも無いような楽器だったけれど、あまりに朽ちかけていておもちゃの楽器に見えた。

ちょっとガッカリしながらじーっと見ていると突然その楽器の棹頭の(写真)部分から僕の額になにか得体の知れない光のようなものが飛び込んで来て、これはオモチャじぁなくてたしかに楽器だ、強いインスピレーションを感じ、その衝撃的な出会いに突き動かされるように修理し、絹糸の太さを工夫し、調弦をあみだし、曲をつくり、音楽を創ってきた。

そんなこんなでとにかくこれまで秦琴に助けられてなんとか音楽活動が出来てきた次第です。さてこれからどうなることやら。

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