『九輪の風鐸(くりんのふうたく)』1990年4月、新宿ミノトールライブ

  • 2021年11月29日 15:58

『九輪の風鐸(くりんのふうたく)』1990年4月、新宿ミノトールライブ。
* カセット音源

秦琴(shin-kin):深草アキ 
パーカッション:甲斐いつろう

法隆寺の五重塔は風のある日は鳴っている、こんなことから書き始めるとなんのことだか判らない。法隆寺に行かれたことがある方なら風のある日に五重塔が、カラ、カラン、カラ、と幽かに鳴っているのを聞かれたことがあるかも知れません。

「風鐸(ふうたく)」と云います、五重塔を見上げると各屋根の四隅に小さな釣り鐘の様なものが取り付けられているのが見えます、そしてその風鐸は、塔の頂上に飾られている10mほどある「相輪(そうりん)」の中央部分を占める九輪(くりん)と云われる九つの輪に無数に付けられています、それらが風に吹かれて音をたてるのです。

曲を聞きながら、以前、法隆寺で聞いた風鐸の幽かな音に思いを馳せました。

1990年4月の新宿ミノトールでのライブ演奏のカセットテープ、A、B面合わせて100分にMCもなく全編弾きっぱなしの演奏が録音されていました。そのA面の前半部分です。後半部分はまた後日改めてアップしようと思っています。

『九輪の風鐸(くりんのふうたく)』1990年4月、新宿ミノトールライブ with 甲斐いつろう

 

 

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