名盤中の名盤です。「Pablo Casals ー A Concert At The White House」

  • 2022年5月21日 11:39

名盤中の名盤です。「Pablo Casals ー A Concert At The White House」。カザルスがもし生きていたら、この戦争のさ中何を想いどんな演奏をするのだろう。

1961年11月13日、チェリストのパブロ・カザルスがケネディ元大統領に招かれてホワイトハウスで行なった歴史的な演奏を収めた名盤です。当時、CBSコロムビアから二枚組のレコードで発売され、1988年にCD化されてます。

パブロ・カザルス(vc), アレクサンダー・シュナイダー(vn), ミエチスラフ・ホルショフスキー(p) 、まさにオーケストラに匹敵する三人のうねる様な演奏が収められ、祖国スペインのフランコ独裁政権を承認する国では絶対に演奏会を開かなかったカザルスの儀式のようなコンサートです。

そのコンサートの中からアンコール曲「鳥の歌」です。平和を祈り願っていたカザルスの深い演奏、時々カザルスのうなり声も聞こえます、ビックリしないでね。一息間をおいてからの拍手、この拍手の中にはケネディ元大統領とジャクリーン夫人の拍手も聞こえるんですね、どれが誰だか判らんけれどww。

私にとっては、演奏ってこういうふうにすればいいんだ、と教えられた一曲です。

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