- 2022年8月13日 23:08
『春蘭調』、1988年 カセットテープ
1988年あたりのカセットテープがけっこう多い。1988年といえばバブル景気の真っ最中なんだけど、当の本人は全く関心がなく気づきもしなくてバブル自体知らなかった。しかしその年発売のCD「星の大地」のレコーディングスタジオが一口坂スタジオだったのは知らずに恩恵を受けていたんでしょう。
ビデオは10年程前に作ったデモDVDのジャケット写真と1988年の一口坂スタジオでの「星の大地」のレコーディング風景。
この音は、秦琴の「春蘭調」(当時Eマイナー)という調弦の型で人差し指の爪で弾いている。3の糸を用いてメロディーだけを弾いているように聞こえるけれど、よく聞いてみると一の糸の低いE音が裏拍に絶えず入っている。メロを自在に弾きながら同時に裏拍に音を入れる、無意識にやっているので譜面化して誰かが弾くとなるとちょっと面倒な不思議な技です。
CD リイッシュー「星の大地」
http://akifukakusa.com/2011/10/hoshinodaichi-new.html
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