録音ということになると、1877年にエジソンが開発した蓄音機から始まり

録音ということになると、1877年にエジソンが開発したレコード盤に録音する蓄音機から始まり、1889年にはブラームスがエジソンの依頼により自らのピアノ演奏を録音している。これが史上初のレコーディングとされている。（wiki）

そしてその後、中空になった円筒形の物体（シリンダー）の外側にワックスを塗ってそこに録音する蝋管（ろうかん wax cylinder）と呼ばれた録音媒体が現れ、その幾らかが現在にも残されている。

このへんのことは何となく知っている人も多いと思うけれど、そこからいきなりテープレコーダーが開発されたわけではなく、テープレコーダーが出現する前に、実は写真のようなワイヤーレコーダーってのがあったんだね。

髪の毛程の細長いワイヤーに録音するレコーダーで、日本ではあまりなじみがないけれど、1940年代の欧米ではさかんに使われていたそうだ。僕も最近までまったく知らなかったのでちょっと調べたら、今でも中古のワイヤーレコーダーが売買されていて、中には動作するものもある。3〜5万円ぐらいで売られていて、いやーちょっとビックリです。

どなたかのブログではその本物の音も聞くことが出来ます。
http://keiai1515.blog51.fc2.com/blog-entry-627.html

また持ち運び出来るポータブルなワイヤーレコーダーもあって、こんなビデオもあります。三橋美智也かな？https://youtu.be/FqPS8LMxWBQ?si=28SUJHdR_jP6l-QV

それで、ここからはミュージシャンのお話だけど、最近ドイツのミュージシャンが、ソビエト軍関係のMN61というワイヤーレコーダーを基にしてプラグインを作っちゃったそうだ。以下のURLに詳しく載っている。これも又又ビックリだね。

アコースティックの楽器にはちょっと馴染まないかも知れないけれど、シンセサイザーやギターには面白いかも。ま、超アナログが結局はデジタルになっちゃっているんだけど・・。
https://chilloutwithbeats.com/audiothing-wires-sale/

このビデオはそのドイツのミュージシャンがソビエトMN61というワイヤーレコーダーを用いたセッション、面白い！
https://www.youtube.com/watch?v=8Dho4B4XLyA

時代の真逆の超アナログで録音するなんて投稿に書いたけど、このワイヤーレコダーまではいかないなぁ、オープンテープレコーダー止まりだねw。