フルート・笛奏者の横田さんが昨年亡くなっていた

フルート・笛奏者の横田さんが昨年亡くなっていた。横田年昭氏、10代のころからプロのフルート奏者として猪俣猛とサウンド・リミテッドなどで活躍していた。

僕が横田さんと出会ったいきさつは忘れてしまったけれど、1988年の「星の大地」に笛で参加してもらっているので、おそらくそれ以前だったのでしょう。それ以来レコーディングやコンサートなどいろいろ手伝ってもらい、CD「満月の滑空」にも笛を吹いてもらった。

僕が出会った頃は、横田さんはフルート奏者というよりも、自身が手作りした陶器の笛や太い竹の筒をゴムパッドで叩いてボンボンと音を出す楽器など、独特の音世界を展開していた。

二年前に一弦琴奏者の奥さんを亡くされ、それ以来元気がなかったらしい。Facebookの僕のタイムラインに時折「いいね」が来ていたので、伊豆の稲取でノンビリ暮らしているとばかり思っていた。

残念！ いつかもう一度一緒に音楽をしたかった、ご冥福を祈りたい。

1988年発売のCD「星の大地」から『月のしずく』　笛：横田年昭

2014年年発売のCD「満月の滑空」」から『繭之水音』　笛：横田年昭