- 2024年12月 8日 23:37
この本の著者の鈴木道子さんは日本を終戦に導いた鈴木貫太郎首相のお孫さんです。「少しでも平和へのお役に立てれば」、と92才の鈴木道子さんが三年をかけて、その時代の歴史的秘話を綴った本です。
音楽評論家でもある鈴木道子さんには私はずいぶんお世話になりました。鈴木さんが日本ペンクラブ(音楽評論家)の会長をされていた時に、日本ペンクラブからCD5万枚を北京中央音楽学院に寄贈されたそうです。平成12年(2000年)にその五周年記念の式典のために一緒に北京に行き、北京中央音楽学院でコンサートをしました。それ以来コンサートやCDの論評をかいていただき、コンサートやライブにもたびたび来てもらっていました。先日、電話でお話をしたときには92歳ながらまだまだお元気でした。
後半の写真は北京中央音楽学院でコンサートの様子です。当時、学院の琵琶の先生の張強さんが秦琴も演奏すると云うことなので共演をしました。張強さんは今も北京中央音楽学院の琵琶の先生なのかどうかは判りませんがおそらく元気で活躍していると思います。集合写真もあります、中央の黒い服が私で左が学院長、その左の女性が鈴木さんですね。しかしこの当時の中国は今と違ってなんかおおらかな感じでしたね。
「Photo Album」
http://akifukakusa.com/photoalbum/2009/06/20005.html
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