- 2025年7月28日 01:47
「ひそかなる心をもりてをはりけむ。命のきはに、言ふこともなく」 釈迢空(折口信夫)
コロナ禍のときに、誰にもみとられずに多くの人が死んで行った。そんなことももう時の彼方に過ぎ去ってしまったようにいつもの日々がゆっくりと流れて行く。老人にかぎらず若者の孤独死もまた増えている。コロナ禍のときに何かのことで折口のこの歌に触れレクイエムのように演奏した曲を再編集した。
編集special thanks:椿茂雄。
死をいつも考えているわけではないけれど、後期高齢者を過ぎて死が射程距離に入ってくれば、折口のこんな歌もシミジミと感じてしまう。最近身近な人が亡くなった。その人は、誰にも開けることが出来ない密かなる小箱を抱えて死んで行った。