僕の友人の父親が書き残した平和への思いが綴られた絵日記

  • 2025年8月15日 23:58

二十数年程前に僕の親友の父親が亡くなりました。名古屋友禅の作家(絵師)で、名古屋を中心に仕事をされていました。

太平洋戦争に赤紙と云われた召集令状で軍隊にかり出され、無謀なインパール作戦から九死に一生を得て捕虜となり日本に生還されたそうです。

食料、武器弾薬の補給路もなく、戦況は悪くなり日本軍はジャングルへジャングルへと追いつめられ、栄養失調で赤痢、マラリアが蔓延し、夢遊病のようにさまよい歩き、バタバタと死んでいったそうです。あまりに使者が多く、誰ともなく白骨街道と呼んでいたということです。参加将兵約8万6千人のうち、戦死者は3万2千人余り、そのほとんどが餓死者であったということです。

平成二年から二年余りをかけて描かれたこの絵日記は、A4の紙を縦にして上半分が文字で下半分が画の100ページもあろうかという労作です。この日記の最後にはお孫さん達に向けて平和を願う文章が綴られています。戦争の愚かさ、平和への思いが綴られたこの絵日記は埋もれてしまうのはもったいない労作なのです。

 

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