- 2025年11月30日 17:12
「技・わざ」は、音楽、美術、工芸、スポーツ、・・など先達が伝えた技術を何年、何十年かけて習得して身につけてゆくものだけれど、私の秦琴の場合は先達というものがいなかった、もしくは見つけられなかったので、秦琴の「技」というものがわからない。
撥弦楽器としての秦琴の左指の運指は他の撥弦楽器と共通するところが多いけれど、多分に運動神経も影響してくるので運動神経の鈍い私は今も苦戦です。右指は、クラッシクギター、中国琵琶、フラメンコギターなど皆独特の技があり、また三味線、日本の琵琶など「撥 バチ」を用いるものは皆独特の 「バチさばき」と言われるような技術がある。エレキギターだってピックの使い方はピッキングと言われ皆それなりの技があり、ウェスモンゴメリーやジェフベックなどは親指で弾いている。
それで私はというと、バチやピックは使わず、右手の人差し指の爪一つで弾いている、たまに親指も使うけれど。ただ爪で弾いていると言っても、「三の糸」と「二の糸」、「二の糸」と「一の糸」の8mmほどの間に爪を打ち入れるように弾く。一番細い三の糸で主な旋律を弾くけれど、その音と音の合間に一番太い「一の糸」をドローンのように鳴らしていて、右手が糸の上を円運動しているように見える。それを無意識でやっている。
以前に人に言われた、「糸と糸の狭いところによく素早く爪が入るね」。最初から無意識でやっているので気にもしなかったし、こんなことは意識していてはできない。その何十年も無意識でやって来たことが今となっては「技」のようなものになっているのかもしれない。
右手指がよく見えるようにビデオを編集し、改めて見ると、こんな風になっているのかと、自分でもちょっと驚きだねー。無意識のなせる技、といえばそんな「技」かな。
聞こえる音と爪の動きは連動しているわけだけど、じっと見てるとなんかクラクラして催眠でもかかるような感じになるよww
曲は自分の部屋で録画した「ダンシング タランチュラ」。左指がタランチュラの足のような感じなので。
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