原発事故の現場で命がけで作業している人達を思うと胸がいたみます

  • 2011年3月29日 10:00

原発事故現場で命がけで働いている人達の多くは、東京電力の協力会社の(下請け会社と云ってもいいかも知れませんが)電気工の人達であると思います。その人達の命がけの仕事の、その過酷さや、その使命感を思うと胸が痛くなります。もはや、彼らにしかこの窮状を救うことが出来ません。日本中がかたずをのんでその経緯をみまもっています。

そんな中、20kmの避難範囲の人達が、一旦家に戻りたいと云って戻っている人がいると聞きました。放射能の恐ろしさに無頓着になってしまった、まさにその人達は原発の安全神話を信じ込まされた犠牲者です。3~4日前の「産經新聞」に、このことによって(原発事故)、原発開発の事業が遅れてはならない、云々・・と書いてありました。こんな大事故があって、この時に、このような理論を展開する、その神経が知れない! 愚かとしか云いようがない!

どんなかたちで、この事故が終息するのか、いまのところまったく判りませんが、その時に本当に日本人の叡智が試されます。日本人、いや、人間の叡智と技術をもってすれば、原子力に替わる、エネルギーを見つけ出し、創り上げることが、必ずや出来るのです。

二度の原子爆弾の被害にあい、今回また、このような原発事故に遭遇している、私達日本人こそがその指導的役割を果たさなくてはなりません。日本が世界のリーダーになるということは、このようなことを云うのです。今回の様な未曾有な災害にあってもなお、日本の冷静さに世界が驚嘆したように、今度は日本人の「徳」の精神を以てその指導的役割を果たさなくてはなりません。

しかし、とにかく、今は原発事故の終息を願うのみです。現場の皆さん本当に、これこそ、がんばって下さいとしか云いようがありません、かたずをのんで日本中応援しています。

 

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