- 2011年4月 4日 22:59
「三田評論」という本に随筆が載りました。「三田評論」は100年以上続いている、慶應義塾の機関誌です。月に一回発行され、今月号で、1144号にもなっています。その巻頭に「丘の上」と銘うった随筆篇がありますが、いつも四人の様々な分野の人が執筆されています。例えば前回は、朝吹亮二氏、岸井成格氏、田中真一氏、中川ヨウさん、でした。
僕が執筆をすることになったのは、「三田評論」の編集顧問の方が、2月16日に放送されたNHK第一ラジオ「ラジオビタミン」の僕の話しを聞かれていたのがきっかけでした。僕が慶應の卒業生だったということもあったかも知れませんが。僕は書くと云うことはそれほど得意ではないので、3月10日が原稿の締め切りだったのですが、なんとか、3〜4日前に書き上げました。その3月10日の締め切りの翌日に地震が起きたのです。もし、地震の後だったら、とても書けなかったでしょう。
今月号は、地震の前に稿了してしまっているので、地震に関しての文章は冒頭の、慶應義塾長の清家篤氏の言葉しか載っていませんが、紙の調達もむつかしい中、なんとか、4月1日に発行することが出来たということです。
今回の巻頭随筆「丘の上」は僕の他、昭和38年度慶應義塾応援指導部団長の桑田収氏、版画家・駒井哲郎夫人の駒井美子さん、川崎市岡本太郎美術館学芸員の佐藤玲子さん、でした。
慶應義塾長の清家篤氏の言葉を載せます。
一応、目次です。
今回の「三田評論」稿了も、NHKラジオの「ラジオビタミン」も、震災前でしたので、再放送もされ、発行もされました。これから、日本は本当に、じっくりと、腰を据えた考えで、復旧、復興に向かわなくてはなりません。原発はいまだ心配ですが、たとえ、なんとか、終息出来たとしても、エネルギー問題のことはもう一度考え直さなければなりません。
まだ、事故がなんともならない時に、何故か、また、原発の安全神話に引き戻そうとする力が働いている様な気がしてなりません、テレビに出て来る原子力科学者の口調が気になります。
そのことは、また次に書きます。
以下、投稿した随筆の文です。
「三田評論」についての詳しいことは以下のサイトに載っています。
http://www.keio.ac.jp/ja/contents/mamehyakka/54.html
また、こちらが、「慶應義塾大学出版会」の中の「三田評論」のサイトです。
http://www.keio-up.co.jp/mita/
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