「慶應あるびよんくらぶ」でのレクチャーとミニコンサート

  • 2012年5月26日 23:22

「慶應あるびよんくらぶ」でのレクチャーとミニコンサート無事終りました。慶応義塾大学三田校舎の南館4Fの教室です。いやっー! ほとんど40年ぶりの我が母校です。この南館は二年程前に完成した新しい校舎です。 

「慶應あるびよんくらぶ」は、ホームページ見ると判るのですが、英国の文化を研究する文科系のクラブから始まりました。今回は英国とは無縁の「古の中国文人の愛した楽器」と云うちょっと特殊なテーマにもかかわらず、ずいぶんたくさんの皆様に来ていただきました。ありがとうございました。皆さん退屈しなかったですか、ちょっと心配!

自己紹介から始まります。

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スライドを見ながら、いろいろ古い楽器の話しをします。春秋時代の「琴」と魏晋の時代の「琴」は形が異なっている、ということ等。それから、僕の「秦琴」にも繋がる、「漢式琵琶」の話しになります。

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トイレタイムの休憩の後、ミニコンサートです。「千鳥即興」「月の沙漠」「渭城曲」の三曲を楽器の説明をしながら演奏しました。

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演奏が終って、再びレクチャーです。「漢式琵琶」の壁画の事例等ををスライドでみながら、また、古い文献に記されている文章などを読み解きながら、「阮咸」という楽器の名の由来等を話しました。中国で生まれた「阮咸」は今や日本の正倉院にしか存在しません。「秦琴」はその兄弟でもありますね。

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秦琴」の歴史の詳しいことを知りたい方は、こちらを読んで下さい。ちょっと根気がいるかもしれません!(笑)

http://akifukakusa.com/shinkin_new/history.html

「慶應あるびよんくらぶ」のホームページです。

http://www.keioalbion.net/index.html

 

 

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