秦琴は漢代から六朝(りくちょう)時代にかけて「琵琶(批把)」と呼ばれていた円形の胴体に柱(じゅう)----もしくは品、すなわちフレットのこと----の付いた直頸の棹を持つ四絃の絃楽器にその源流を求めることができる。その歴史を探ってみる。