- 2015年7月 4日 11:39
36〜37年ほど前の私が29才ころの音楽。「ファーイーストファミリーバンド」を脱退して、自ら結成した「観世音」というバンドの音です。日本の音との融合を試みていた時期です。ちょうどこの頃に「秦琴」と出会っています。ベース(electric)時代の最後の音です。CD「観世音」からの抜粋です。「Intro 〜横笛」という曲です。「Intro 〜」は、尺八:菊池雅志、鼓:仙波清彦、シンセ:春間げん(FB友)、Bass:私.。次に続く「Yokobue(横笛)」という曲は、ギター:大場ヒロ シ、シンセ:春間げん、bass:私、Dr:関口仁、というメンバー。ちょっとハードですよ。
今でこそ、尺八とか津軽三味線とか箏とか、邦楽器とロックとのセッションが多いですが、この頃はまだそんな状況ではなく、今思えば「観世音」はその魁(さきがけ)でし た。その前の時代は、武満徹「ノベンバーステップス」の、琵琶、尺八とオーケストラ、また、山本邦山の尺八とjazztとのセッションなど、日本の音と西 洋の音との融合の試みがありましたが、「観世音」はまた少し異なるテイストで新しい日本の音楽を目指していました。「観世音」のbassも秦琴も、私にとっては、音楽を歩んでゆく一線上の道の上です。
「soundcloud」にアップしてみました。聞いて下さい。37年前なので音質はあまりいいとはいえませんが。これからいろいろな私の音源を取り上げてゆきたいと考えています。
https://soundcloud.com/aki-fukakusa/introyokobue ← クリックして下さい。
CD『観世音』