Sonyユーザーの私

  • 2015年9月29日 12:03

ソニーが会社として振るわなくなって、ソニーユーザーの私としてはちょっと残念です。ソニー製品との付き合いはずいぶん古くて、50年前、エレキ少年だった私は自転車の荷台に「Sonyオープンリールテープレコーダー TC-220」をくくり付け、背中にエレキを背負って練習場に通ったものでした。その時から今までソニーの製品は自宅でもライブでもいろいろ使っています。ちょっと挙げると・・・。

「オープンリールテープレコーダー TC-220」、1966年にグッドデザイン賞を取ったそうです。50年前です、懐かしい! たしか蓋がついていたと思うんだけど、一度自転車運転中に荷台からバーンと落としてしまったけれど大丈夫でした。けっこう丈夫だったんだね。

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上の写真はこのサイトからお借りしました。
http://keikato.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/13tc-220a-9a1f.html

現在は、ライブなんかは下の写真の「PCM-D50」で録っています。いちおうハイレゾの96KHz 24ビットでも録れます。50年でこの変化、オープンリールからデジタルのPCM録音になっています。大きさが判りにくいですが、「PCM-D50」なもちろん手に乗ります。「TC-220」はなんとなく大きさがわかりますね。一般が使用する民生機もこのように変化をしていますが、もちろんレコーディングスタジオも同じようにテープからデジタルデーター録音にと移行しています。ただ現在のようにデジタル化してもアナログの感じを出したいがために、わざとアナログの回路を使ったりすることがあります。『満月の滑空』の秦琴の音も最終的に一度アナログの回路を通しています。またかぎりなくアナログに近い、192KHz 24ビットのデジタル録音も始まっていますが、まだ一般的ではないですね。

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ポータブルレコーダーの移り変わり。左から、カセット、DAT(ダット)、PCM、右端がいわゆるヘッドホンアンプで、デジタル回路でipodと繋がってます。ipod以外全部ソニーです。多分1992年ごろにカセットからDAT(ダット)で録音するようになり、2007年あたりからPCMで録りはじめています。

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自宅でも、ソニーDATの「PCM-R500」。以前はレコーディングのマスターはDATで、という時代もあったのですが今はまったくありません。最新作『満月の滑空』のマスター音源はCDになっています。

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下の上段、これも自宅で使っているソニーCDレコーダーの「CDR-W66」。1996年から10年余り、私の様々な音源がDATテープで残っていますが、そのままでは現在ではデーターとしてパソコンに取り込めません。DAT音源をこのCDレコーダーでCD化してパソコンに入れ保存したりサイトに載せたりしています。

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コンサート用の私の音響器機の一部、ソニーの器機3台。D7、M7、それにリバーブの「SONY MU-R201」。D7はディレイ効果で、いわゆる山びこですね。M7はモジュレイションでちょっと説明できないですが、面白い音作りができます。MU-R201はリバーブで風呂場の効果ですね。どれも20年選手ですがいまでもきっちり現役です。 

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このように気がつくと、私はとってもSonyユーザーだったのです。だからウォークマンを創ったSonyがアップルのipodのようなものを造り出せなかっのがとっても残念です。ソニーもipodのようなアイディアはあったらしいのですが、どうも上層部の経営者がそのアイディアを潰してしまったようですね。発想の先取りと実現は経営者の覚悟と先見性がいりますね。無難な会社経営ばかりしていると結局は海外に追い抜かれてしまいますね。

 

 

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