- 2016年4月10日 00:06
今日の朝日新聞に「装飾古墳」記事が載っていたので、1993年10月に千葉県・佐倉の「国立歴史民俗博物館」で開催された『装飾古墳の世界』の図録から いくらか取り上げてみました。「装飾古墳」はご存知の方は少ないのではないかと思いますが、5・6世紀ごろ日本列島に多く存在していたこのような古墳をみ ると、日本人のルーツを考えさせられます。
こ れらの展示は復元されたものですが、この「装飾古墳」の後から出現した「高松塚古墳」などの壁画とはまったく異質の、稚拙で原初的ではあるけれども力強く そのイマジネイション豊かな画に、知った当時は驚愕しました。ピカソもビックリですよ。とうぜん大陸の影響を受けていますが、でも「装飾古墳」が出現し た、5・6世紀は中国では、すでに漢も三国時代も過ぎ、晋から南北朝になっている時代です。文化も文明もそうとう進んでいる時代です。秦琴のルーツである 「琵琶」(当時の呼び名)も流行っていましたし、日本でももうすでに「前方後円墳」などの大きな古墳が出来ていた時代なので、なんか日本列島にアフリカ人 が住んでいたのかぁ〜、とおもったほどでしたよ(笑)。
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