- 2017年6月17日 23:44
小さな新兵器がとどいた。ドイツのSCHOEPSマイクの「CUT60」という代物。写真の真ん中の小さなカプセルです。これをマイクに装着すると60Hz(ヘルツ)以下の周波数を自動的にカットしてしまう装置、要するに「CUT60」という名前。人間の耳の可聴範囲は人によって多少の違いがあるのだけれど、大体20Hz〜20kHzぐらいと云われている。60Hzというと低い音ですがまだまだ耳に聞こえている低音ですね。ただこの60Hz以下あたりの低音は、ライブやコンサートで、たびたび秦琴のマイク(SCHOEPSマイク)に入り込んで音調整に支障をきたす音域なのです。他の楽器の低音が回り込んでマイクに入ってしまったり、ホールの響きが低音に影響したりと原因は色々ですが、この「CUT60」はそのへんの問題を解決してくれそうです。まだ実際に試してはいませんがちょっと楽しみ。ま、ちいさな密かな楽しみ。絵描きでいえば、珍しい色を出すちいさな絵の具が一つ届いた感じかな。
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