秦琴の修理完了

  • 2018年5月18日 22:11

私の秦琴の柱・フレットは堅い煤竹(すすだけ)で出来ているけれど絹糸で長くこすればやっぱりへこんでくる。ここのところフレットが削れたせいですこし音にビビリが出始めたので、何回目かの修理をしてもらった。フレットの調整はものすごく微妙だが、凹んだ箇所を粉糞(こくそ)というもので埋め固めてから削る。すっかり修理・調整を終えた秦琴を静岡で受け取り東京に戻る。次回の修理はフレットを全部取り替えることになりそうだ。フレットの全取っ替えは過去三回しているが最初の二回は自分でした。今はいつも修理をお願いしている三味線の職人さんにやってもらっているがこの作業はもう自分ではやりたくないですよ、フレットを煤竹から削って作るときいつも指が削れて血を出していましたから、ほんともうかんべん。

 ビンテージ秦琴の面目躍如な胴体の面構え。しかしこの華奢な秦琴が壊れもせずによく保っているなぁ。華奢な私と華奢な秦琴、そして母の形見のような漆・蒔絵の新しい糸の箱。三の糸は琵琶湖・木之本町「丸三ハシモト」特製、二の糸、一の糸は京都「鳥羽屋」。

 さぁ、22日は曙橋「コタン」ライブ、がんばろうー!
http://akifukakusa.com/2018/04/2018522.html

 

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