- 2018年7月10日 02:16
「日中文化交流協会」主催の中国曲芸家代表団歓迎会が有楽町の日本海外特派員クラブで開かれた。中国の「曲芸」とはいわゆる説唱芸術と呼ばれていて、日本の漫才、講談、新内と多くの共通点を持っている。中国全土で300余種の「曲芸」が確認されていて、ご多分にもれず、小沢昭一、永六輔、岡本文弥などに愛好されていたようだ。
ステージでは同じ漫才を最初は日本チームが演じ次に中国チームが演ずるという余興があった。中国語はまったく判らなかったが、同じ漫才を演じているのでなんとなく面白かったよ。中国チームの二人は国家一級ということもあって、言葉は判らなかったけれど達者な話芸ということは伝わって来た。日本チームで漫才を演じた青空一風・千風は、林家正蔵門下と云うこともあって正蔵の母の海老名香葉子さんも来ていてステージで挨拶をしていた。
私は以前、作家の故・水上勉氏から蘇州の「評弾(ピンタン)」がいいよ、と聞かされていたが実際に本物を見る機会がなかった。
中国の曲芸家の皆さんは、12日(木)に京都の清水寺「経堂」で公演を行う。興味の有る方は是非。
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