- 2019年4月30日 00:03
ちょっとまめ知識のようなこと、ま、まめ知識にもならないかも知れないですが・・。
教室の生徒のために作った秦琴の糸巻きの頭に付いている飾りはじつは蓮の花なのです。中国、河南省汲県山彪鎮遺跡で発掘された、紀元前5世紀中頃以前の古墓から出土した青銅器の蓮の花の飾りを写したものです。日本で云えば弥生時代ですから本当に古い文様ですね。
また、この遺跡からは写真のような「鎛(はく)」という楽器も出土しています。数あるのでこれを「編鎛(へんはく)」と云います。これとよく似ている楽器で「鐘(しょう)」というものもあります。「鐘(しょう)」がたくさんあると同じく「編鐘(へんしょう)」といいますが、投稿のビデオはその「編鐘(へん しょう)」を使った数少ないコンサートです。
2010年9月13日 六本木「STB 139 スイートベイジル」 秦琴コンサート『秋月風韻 』
秦琴:深草アキ、パーカッション:甲斐いつろう、笙:豊剛秋、編鐘:孟暁亮
余談ですが、ノリノリで演奏している笙の豊(ぶんの)さんは宮内庁の楽師なので昨今は天皇の様々な儀式での雅楽演奏で忙しいでしょう。
2010年9月13日 六本木「STB 139 スイートベイジル」 秦琴コンサート『秋月風韻 』 秦琴:深草アキ、パーカッション:甲斐いつろう、笙:豊剛秋、編鐘:孟暁亮
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