平和の尊さを忘れかけている今自戒もこめて再投稿

  • 2020年8月16日 12:07

目の前の世界もコロナウイルスは確たる現実だけれど、人の心の深くに沈む祈りの心、慈悲の心、現実は決して理想の世界ではないけれど、その心が無かったならばいまこの現実の世界の姿ですらなっていない。時には見失い、時には忘れ、時には踏みつけてきたこの心を人は幾万年、幾十万年もかけ失うことなく育てて来た。平和の尊さを忘れかけている今自戒もこめて再投稿。

ネパール出身のnun(尼僧)、アニ・チョイン・ドルマが唱える美しいマントラ「Namo Ratna Traya(三宝に帰依奉る)」。これを聞くといつも一時瞑想する


『物語』http://akifukakusa.com/myfavorite/2012/09/lyric-2.html

もうとっくに 日が落ちて 夕闇を人が行く
もうとっくに 鳥も帰り 静かにまた物語の幕があく

夏の夜の満月を 見上げるように
秋の枯れ葉に 耳を澄ますように
雪降る音を聞くように

時には 遥か南の海に眠る 幾百万の魂を 弔おう
時には 遥か大地に、森に眠る 幾百万の魂を 弔おう

そして 彼らの物語に もの言わぬ言葉に 静かに耳を傾けよう

あるいは母のために あるいは父のために あるいは天皇のために
あるいは国のために あるいは愛する人のために あるいはこの山河のために

多くの人を殺し 多くの人が殺されたこの物語を
また 誰が演じるというのだ

底知れぬ恐怖と悲しみの物語を
また 誰が演じるというのだ

無声映画のように もの言わぬ彼らの言葉に 耳を傾け
そして時には 雪の中、小さな鈴を振るように 彼らを弔おう
そして時には 満月を映す海を静かに泳ぐように 彼らを弔おう
そして時には 雨の日 窓打つ音を聞きながら 愛する人を思うように

彼らを弔おう

あるいは母のために あるいは父のために あるいは天皇のために
あるいは国のために あるいは愛する人のために あるいはこの山河のために

多くの人を殺し 多くの人が殺されたこの物語を
また 誰が演じるというのだ
底知れぬ恐怖と悲しみの物語を
また 誰が演じるというのだ

もうとっくに 日が落ちて 夕闇を人が行く
もうとっくに 鳥も帰り 静かにまた物語の幕があく

また、物語の幕が開く

 

 

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