練習で弾いていて二の糸が切れたのは初めて

  • 2020年9月22日 10:13

練習で弾いていて二の糸が切れたのは初めて。ここのところ関節リウマチのリハビリがてらちょっと弾き過ぎている。それにしても二の糸が切れるのはあまりない。

秦琴の糸は太い方から、老絃、中絃、子絃と云い、三味線の呼び方では、太い方から1の糸、2の糸、3の糸と云う。秦琴の糸は太いほうから、老絃に24の1、中絃に17の1、子絃に13の2、という番手の糸を用いている。13の2は三味線でいえば本来真ん中の2の糸に用いる番手のものだけれど秦琴では一番細い子絃の糸に用い、17の1と24の1は共に一番太い1の糸に用いるものだけれど、それを秦琴では中絃と老絃に用いている。太さと張力などを試行錯誤してずいぶん前からこの糸に落ち着いたけれど、とくに一番良く弾く子絃を三味線で云えば真ん中の2の糸の番手のものを用いているのには訳があります。

三味線では3の糸(秦琴で云えば子絃ですね)は普通は撚りがかかっていないツルっとした弦を用い、2と1の糸に撚りがかかっている弦を用いています。秦琴の桐板の胴を鳴らすにはこの撚りがかかっていない3の糸と撚りがかかっている2の糸を比べた場合、音の存在感が随分ちがって聞こえ、存在感のある2の撚り糸の中の「13の2」と云う番手を子絃に用いているのです。なんとなく判りづらい話ではありますよね。

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