CD「絲夢」1991年から『月のささゆり In a Lily's Aura」

  • 2021年4月 6日 19:03

CD「絲夢」1991年から『月のささゆり In a Lily’s Aura」

音は四方八方に音の波として広がって行きます。その波を俯瞰すれば始まりから終わりまで一瞬で捉えることができます。そんなように、遥か宇宙の彼方から一つの曲の波紋の全体を見ているように始まりと終わりが同時に存在しているような、静かに立ち止まってただ一瞬に存在しているような、聞き直せばそんな感じに思えるような曲です。テクニカルな曲と違い、間と強弱のうねりも音楽のもう一つの醍醐味です。あたりまえだけどこの間と強弱はもはや再現できません。

「絲夢」は全9曲のうち4曲がソロで2曲がデュオなのでほとんど秦琴のソロアルバムのような感じです。デジタル録音された音源のミックスダウンに、スチューダー製のハーフインチ、76/sec、のアナログのテープレコーダーを用い「秦琴」の絹糸絃の音色を最大限に引き出した作品ですが、実験的でほとんど一般受けしなかったので当時はいろいろ云われました、批判をw
http://akifukakusa.com/2009/07/itonoyume.html

30年も前ですからすでに廃盤となっていますが、CD「絲夢」についてこんな論評もあります。
https://www.fondsound.com/aki-fukakusa-%e6%b7%b1%e8%8d%89%e3%82%a2%e3%82%ad-silk-strings-enchanting-%e7%b5%b2%e5%a4%a2-1991/#more-9499

CD「絲夢」1991年から『月のささゆり In a Lily’s Aura」

 

 

 

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