- 2021年5月31日 10:40
第三十一回 In my Room ライブ『月は ひとつ』
月を一つ頂いて宇宙船地球号は太陽のまわりを回りながら漆黒の宇宙を静かに進む。遠い昔に火を使うことを覚えた私たち人類は今はじめてマザープラネットであるこの地球をはるか宇宙空間から見始めている。それによって人類の精神がどのように変容してゆくかは神にしかわからないがおそらく人類の進化の過程のとば口にいるのだろう。
奈良の時代、日本の長屋王が遣唐使に持たせた1000着の袈裟、その袈裟に縫られ「鑑真和上」招来のきっかけとなった言葉、「山川異域 風月同天 寄諸仏子 共結来縁」。その「風月同天」の言葉のようにこんな小さな地球の何処にいようとも国や民族や宗教が異なろうとも私たちはいつも同じ一つの月を眺めているのだから。
In my Room『月は ひとつ』
- Newer: おおっ、小金井市議会! 全国初!
- Older: 第30回 In my Room 「命のきはに 言うこともなく」