第三十六回 In my room『浜辺の歌』(成田為三)

  • 2021年9月 2日 21:05

一週間ほど前、カミさんが今年二度目の救急搬送された。私の腕の中で肩を少し痙攣させながら意識が無くなっていった。救急車に助けを求めた。このコロナ禍で救急搬送も大変だけれどすぐに来てくれた。消防所から三人、救急隊員三人、すぐに心電図を取ったりして確認し、ほとんど待つことなく一度目に救急搬送された病院に搬送され、詳しく調べたところ幸い体には異常が無かったがはっきりとした原因は不明ということだった。

僕の肝膿瘍も含めて、子供が喘息だったので救急車には大変お世話になっている。30数年前、東京が大雪の深夜、子供が発作を起こし雪のためタクシーも呼べず救急車に助けを求めた、深い雪を掻き分けながら皆さん助けに来てくれた、助け合いの社会につくづく感謝した、「合い」といってもまぁ助けてもらうばかりだけど。

コロナ禍でいろんな事案が発生し当然耳目はそっちの方に向けられるけれど体を張って大変な仕事をしている人たちに感謝とお礼を込めて。その人たちに当然届かないけれど。

『浜辺の歌(成田為三)』第三十六回 In my room

 

 

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