1978年、アコースティックギターで作った曲:『夢・希望・慈愛』。

  • 2021年9月18日 13:13

音源を整理していると古い音も見つかる。1978年、秦琴に出会う前のベーシストだった頃にアコースティックギターで作った曲:『夢・希望・慈愛』。

70年代はインターネットで曲を発表出来ることなぞ夢にも思わなかったけれど、それでも色々録音していた。1978年はファーイーストを抜け、Bass奏者として自身のバンドを結成しようとしていた時期で秦琴と出会う少し前の頃。当時はいわゆる宅録用として8chのオープンリール等が売り出されていたけれど高価でアパート住まいの僕にはちょっと手が出せなかった。もちろん売れてるミュージシャンはいろいろ機材を使ってやってましたよ。それで僕はよくピンポン録音というのをしていた、例えばオープンリールとカセットデッキを使って、最初オープンリールに演奏を録音しそれを聞きながらまた演奏して同時にカセットに録音する、今度はカセットを聞きながらオープンリールに、そんなふうに交互に繰り返すとだんだん音が籠ってくるので個人用かデモテープにしかなりません。

アンビエント風のこの曲もそんな感じで録音した曲です。29才の僕はその当時はまったく考えもしなかったけれど、夢に生き、根拠のない希望に満ち、愛に囲まれていたのかも知れません。木々が育ち雲が変容するように夢や愛も育ち変容するけれど、振り返ればこんな音もありました。今でも気持ちは変りません。

1978年、深草アキ:『夢・希望・慈愛』・アコースティックギター

 

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