『まだまだ沈まぬ 破れ蓮(やれはちす)』1990年4月、新宿ミノトールライブから

  • 2021年12月15日 19:29

義父の句集を見ていたら「破れ蓮」という言葉が気になり、調べると「やれはちす」とも云い、同じ意味で「敗荷(はいか)」という言葉もある。

秋口には風に葉を翻していた蓮も、日に日に色褪せ、風雨に打たれてボロボロに破れてゆく、それを風情と観て晩秋の季語だそう、侘び寂びを感じるのか、老いを観るのか、自然の摂理を受け入れるのか、観かた感じかたは千人千様。

まだボロボロにはなってないけど「やれはちす」に片足突っ込んでいる僕としては、ポロっと落ちても、ひっくり返って落ちても、ふかふかと浮かんでいたい。破れ蓮もこんな軽い曲で聞くとなんか愛嬌があって面白い。

『まだまだ沈まぬ 破れ蓮(やれはちす)』1990年4月、新宿ミノトールライブ、* カセット音源

秦琴・足鈴:深草アキ
パーカッション:甲斐いつろう

『まだまだ沈まぬ 破れ蓮(やれはちす)』1990年4月、新宿ミノトールライブ

 

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