二年前の、In my room『歇指調 Kesshi-tyou 』(けっしちょう)

  • 2022年6月24日 22:56

二年前の、In my room『歇指調 Kesshi-tyou』(けっしちょう)

6世紀の中頃に五絃琵琶の名手、亀茲人・蘇祗婆(そぎば)が中国に伝えた「七調五旦」と云う音楽理論のなかの雞識(けいしき)という音階の名称は、唐・玄宗皇帝の時代にも取り入れられ、歇指調や大乞食調(だいけつしき)と呼ばれた。これが日本の雅楽の大食調(たいしき)に繋がっている。

歇指調という名称は古の弦子(中国三弦)の調弦にもあり、たまたま私の秦琴の調弦の一つシ・ミ・ラのと同じ型だったのでこの調弦を歇指調と云っている。

ありがちなコード進行でできている曲とちがいほとんどスケールだけで成り立っているインスト音楽は大衆的な支持は得られないけれど私の秦琴の真骨頂で、こういう演奏を発信出来ることが自粛で取り組んだ自宅発信の大きな喜びでもあります。

 

 

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