- 2023年5月26日 11:43
『てぃんさぐぬ花』、歌:井上真喜、秦琴:深草アキ
てぃんさぐぬ花はホウセンカ(鳳仙花)のことですが、なかなか現実的な「教え」の歌詞ですね。十番までありますが、ここでは歌は六番までです。
2009年、病床に臥せっていたプロデューサーの故・木下一郎氏を励ますために友人知人が集まってCDを作りましたが、そのなかの一曲です。歌は木下さんの友人で沖縄に移住した井上真喜さんです
以下に歌詞の訳 wikiより
一、
ホウセンカの花は
爪先に染めて
親の教訓は
心に染みなさい
二、
天上に群れる星は
数えれば数え切れても
親の教訓は
数え切れないものだ
三、
夜に走らせる船は
北極星を見つけ
私を生んだ親は
私をこそ見つける
四、
宝玉であっても
磨かなければ錆びる
朝夕と心を磨いて
浮世を渡ろう
五、
正直な人は
後々のいつまでも
希望は叶えられ
末永く栄える
六、
何事も為せば
成るものだが
為さぬせいだからこそ
成らないだろう
七、
行き届かないことは
互いに助け合って
互いに補い合ってこそ
歳をとる
八、
有っても喜ぶな
失っても嘆くな
人の善し悪しは
後々にこそわかる
九、
栄えていく時に
謙虚さを忘れてはならない
よく実るほど稲穂は(垂れて)
あぜ道を枕にするように
十、
老人の朝夕の言には
真摯に耳を傾けなさい
老い先短い者の与太話などと
侮るべきではない
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