- 2024年10月 7日 00:20
9月8日、宗建寺コンサート『空華〜雪』
『空華』は1989年頃のカセットに録音されているのでそのころから同じ歌詞を歌っています。そのころでも、池に咲いている蓮の花は月を見て泣いていたけれど、今となっては涙も涸れ、蓮池も涸れてしまったような現実を突きつけられています。
『雪』は、ずいぶん前になりますが、大月の長応寺で明け方まで練習していたある日、知らぬ間に降り積もっていた雪に気づき、 何かに誘われるように外に出て寺の裏山にのぼり、雪に埋もれた山や村を静かに見詰めていたときに着想した曲の一節です。
昼の太陽 夜の星 ふり返れば夕焼け
雲は流れて 鳥はとび 緑なす遠い山
雨にけむるは コンクリートの街 人が生きるこの街
池に咲いてる 白い蓮の花さえ 月を見て泣いてる
池に咲いてる 白い蓮の花さえ 月を見て泣いてる
気がつけば 一面の雪
山も川も風も思い出も
気がつけば 一面の雪
苦しみも 悲しみも 憎しみも
雪の中で 静かにとけよ
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