- 2024年10月 4日 21:24
三年前の今日の投稿、『空見上げれば沙羅の糸』・・・・
『沙羅の糸』と『ダラ(月)』は秦琴を弾きだしてから最初に作った曲です。その時の調弦を「月調」と云ってます。
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1996年『空見上げれば沙羅の糸』、カセット音源。
現在よく使っている「月調」という調弦は秦琴として最初に思いついた調弦の一つで、細い糸から「ラ、レ、シ」という型になる。何故、よくある調弦の「ラ、レ、ラ」(1、4、1)としなかったのには訳があるけれど、とにかくこの調弦で初めて曲らしい曲、『ダラ』と『沙羅の糸』の二曲が出来た。『ダラ』は一作目のレコード「秦琴」(1986年)に収録し、『沙羅の糸』は二作目のCD「星の大地」(1988年)に収録した。
この音源の前年(1995年)にNHKドラマ「蔵」のサントラ盤を出していたこともあり、東京では草月ホールで毎年のようにコンサートをしていた。故郷の名古屋でも厚生年金会館ホールをはじめ、市民会館、松坂屋ホール、芸術創造センター、アピアホールなどよくホールコンサートをしていた。今は昔となり、振り返れば沙羅の糸。さてこれからもう一踏ん張り!
空を見上げると、今日は雲が早い
雨が降りそうだ
雨が降ったら君と街に出よう
夏の盛りの残り葉に雨が滴り
街をキラキラと彩るだろう
雨も風も街の匂いも騒音さえも
今日は何故か、いとおしい。
秦琴:深草アキ
キーボード:春間げん
ウッドベース:安カ川大樹
ムビラ・パーカッション:甲斐いつろう
1996年『空見上げれば沙羅の糸』、カセット音源
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