- 2025年9月25日 10:24
同志社女子大学 総合文化研究所紀要 第32巻 2015年
研究ノート「中国の農民詩人 張聯とその詩」山本由紀子同志社女子大学・表象文化学部・日本語日本文学科・准教授
以下のPDFから
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人間も多面的で重層的ならもちろんその人々が暮すどの国も多面的で重層的だ。政治とか経済とかの一面を見て決めつけてしまうとその国々に日々の生活を送っている人々の悲喜こもごもを見過ごしてしまう。支配者一族の顔ばかり見させられているかの北朝鮮もその裏には二千五百万以上の人々の日々の暮らしの喜びもあり悲しみもあるはずだ。ずいぶん前だけど中国の人々の生活のドキュメンタリー番組を見た。若い夫婦が田舎から都会に出てお店を開きたいと一生懸命生活をしている様子を放送していた。二人は貧しかったけれど愛し合い助け合って希望や喜びに満ち、その二人は姿は本当に「ゆたか」だった、僕はそう感じた、貧しかったけれど二人はほんとにゆたかだったんだよ。
昨今の習近平のその政治体制ばかりのニュースでそんな中国の人々の日々の小さな営みも見逃しがちだけれど、十年ほど前に同志社大学の山本由紀子教授が日本に紹介した中国の農民詩人張聯(Zhang Lian ヂャン・リエン)の詩を読むと、こういう詩を書く人が中国の農村にいるのかと驚きとともに目から鱗が落ちるような感じがする。
山本由紀子教授の「中国の農民詩人 張聯」に関する研究ノートをURLで張り付けておくのでもし興味があれば読んでみて下さい。最後の方に山本教授が訳した張聯の詩が7篇あるのでPDFを読んでみて下さい。


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