没後25年「牧野邦夫展」に行ってきました

  • 2011年4月11日 22:56

没後25年「牧野邦夫展」に行ってきました。銀座の永井画廊です。テレビの「なんでも鑑定団」の洋画の鑑定でおなじみの永井龍之介さんの画廊です。画廊といっても9階立てのビルです。

画家牧野邦夫(敬称略)は、1925年に東京・幡ヶ谷で生まれ、1986年61歳で亡くなっています。僕が牧野邦夫を知ったのは、まったく偶然です。沼袋にある「シルクラブ」という呉服屋さんがあるのですが、そこの日本家屋には舞台があるので、そこでよくコンサートをさせてもらっていました。10年近く前かなぁ、ある日打ち合わせの帰り、近くのシャレたお店に入ったところ、私の知り合いから牧野千穂さんと云う人を紹介されました。その女性は画家の奥さんということだったので、その画集を見せてもらったんですが、驚きました。もの凄い画だったんですよ。その画家が牧野邦夫でした。そのときはもうすでに亡くなっていたんですが、はじめて画家牧野邦夫の存在を知りました。

そのときの僕の感想は、彼女にも言ったんですが、変な言い方ですが、岸田劉生と同格と思いました。もちろん格付けするのはおかしいことですが、岸田劉生と云えば、教科書にも載るような画家なのですが、その岸田劉生程に評価があってもいい画家なのです、牧野邦夫は。ふと、そんなふうに思ったことをおぼえています。その後、牧野さんも僕のコンサートにも来てもらったり、僕は、牧野邦夫の個展が開かれればよく行くようになりました。

恐らく、その画風故に、なかなか一般には受け入れられなかったのですが、近々評価が高まっています。少しまえにテレビの「なんでも鑑定団」に取り上げられ、徐々に一般に知られるようになりました。

絵はがきでは、なかなか迫力は伝わりませんが、機会あれば実際の画をご覧下さい。4月28日まで、銀座「永井画廊」で開催されています。

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「海と戦さ(平家物語より)」(絵はがきより)

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「未完成の塔」(牧野邦夫を語る in 青山 講演録 より)

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「バーTARU」(牧野邦夫を語る in 青山 講演録 より)

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永井画廊のサイトです。

http://www.nagai-garou.com/

ちなみに、こちらが「シルクラブ」のサイトです

http://silklab.com/

 

 

 

 

 

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